鉄の旋律
鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/03/01
- メディア: 文庫
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刑事さんっ あんたも憎い
なによりもこんなところで挫折するおれが心そこ憎い!」
ストーリーは両腕を切断された主人公による復讐劇。超能力で義手を動かしたりとサイコサスペンス風になってます。かなり衝撃的な内容。
この漫画を購入した理由は、週刊少年チャンピオンで連載中、米原秀幸氏の『Daimons』がすげー面白い為。で、その作品が手塚漫画『鉄の旋律』のリメイクなんですよ。 読み比べてみましたが、米原版は上手いこと原作を改変していていい感じ。主人公が両腕を落とされるのは同じですが、妻子の亡骸を見せつけられ泣き叫ぶシーンは手塚版には無い展開だと知りこれまた驚き。
とまあ両作とも面白い作品に違いないのですが、米原版の最後は原作どおりになるのだろうか。いい意味で裏切ってくれる展開になってくれないかなあ、とつい期待してしまう。