BLOOD―The last vampire 2000

BLOOD―The last vampire 2000 (角川コミックス・エース)

BLOOD―The last vampire 2000 (角川コミックス・エース)

劇場版「BLOOD THE LAST VAMPIRE」や現在放送中のアニメ「BLOOD+」見ている人なら何とか楽しめるレベル。それ以外の人にはあまりオススメは出来ないかな。
オリジナルストーリーと銘打っているが、映画版のキャラ(ディビッド、ルイス)が一部ながら登場しているため、一応時間軸は劇場版から続いているものだと考えられる。劇場版が1966年の横田基地を舞台にしているのに対し、このコミックの舞台は現代(2002年)の物語。
小夜と翼手との戦いを描くのはアニメ同様ですが、ちょっと迫力がなさすぎるかも。独特のダークな雰囲気、猟奇的な部分は結構好きなのですけどね。 しかし、ラストの小夜に関するエピソードや翼手の存在理由に関してなどは劇場版で触れられていないところでもあり、このあたりは面白い。 巻末にある、劇場版で企画・脚本を担当した神山健治さんによる「小夜と翼手についての考察」は一見の価値あり。アニメではどう描かれるのかなあ。