里見八犬伝

2006年新春スペシャルドラマとして2夜連続で放送したこのドラマ。原作はもちろん滝沢馬琴著「南総里見八犬伝」。主役は犬塚信乃戌孝役の滝沢秀明君。名前が滝沢繋がりなのは偶然の一致なのでしょうか(笑) 他にも仲間由紀恵渡部篤郎など豪華キャスト勢ぞろいだったのが嬉しいですね。その豪華さは大河ドラマを彷彿とさせるものでした。まあタッキーが主役という事に加えて剣劇アクションものならどう見ても「義経」とダブらせてしまいますけど。
さて視聴しての感想なのですが、ストーリーを楽しむというよりは何も考えずに楽して見れるといったものだったのではないでしょうか。まあこれは原作知らずに見たからという事もありますし、前編・後編の5時間程のものだというものあるのでしょう。各地に点々としていた「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の玉を持つ八犬士達が宿縁に導かれて集まる所に重点を置きながらもテンポよく話が進むといった展開は好きでした。 演出面においてもワイヤーアクションを取り入れた殺陣や、ちょっと時代背景とはかけ離れ過ぎてるけど逆にそれが良かったCGエフェクトなど見せ所はしっかり作られていた気がする。 原作ご存知の方には不満もあるかもしれないけど初見だった人にはこれから八犬伝を知りたくなる気を起こさせるドラマになったんじゃないかな。
ドラマ終了後ちょっと気になったので検索してみましたが、原作とこのドラマ版では大筋のあらすじは同じだけどやはり違うところが多いみたいですね。うまく現代版として作られたってことですか。 南総里見八犬伝 ウィキペディア(Wikipedia)覗いて見たら結構面白い事が掲載してあっておもわずへぇ〜、へぇ〜。

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』も、アイデアは『西遊記』とともに『八犬伝』の玉から来ている。

ドラゴンボールに似てるなとは視聴しながら思ったりなんかしたけど、これは玉繋がりだけなんだよなあ(笑) あとは南総里見八犬伝を題材にした漫画やアニメあたりが気になったところ。 コレクター・ユイ八犬伝を題材って・・・ああ言われてみれば様々な能力を持った仲間を見つけていくストーリーは確かにそのものだな。